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ピルを服用中に妊娠はするのか

ピルを服用中に妊娠はするのか

ピルと言えば、服用するだけで高い避妊効果を得られる女性の頼もしい味方として知られています。
男性任せにすることなく女性が自分の判断で避妊を実行できますし、毎日決まった時間に服用するだけという手軽な利用方法でもあるため日本でも普及しつつあります。

正しく利用すればほぼ100%近い避妊効果を得ることができるのですが、ちょっとしたことで避妊効果が低下し、妊娠してしまう可能性もあるので注意が必要です。
ピルは服用さえしていれば安心というわけではなく、必ず正しい服用方法を守って利用しなければ意味がありません。
服用中に妊娠してしまうケースはどんな場合か、どのように正しく利用すれば良いのかを知って避妊に役立てていきましょう。

そもそも妊娠のメカニズムは?

生理が始まった女性であれば、基本的には誰でも妊娠できる状態にあると言えます。
女性の身体はエストロゲンとプロゲストーゲンという2種類の女性ホルモンを分泌しているのですが、これらの女性ホルモンの作用によって約1ヶ月周期で排卵と生理を繰り返しています。
一般的な生理周期の人の場合、生理開始日から数えて約2週間目付近で卵子が卵巣から放出されて子宮へ移動を始めるのですが、ここで受精しなかった場合は妊娠は成立しません。
更に2週間後には不要となった子宮内膜が剥がれ、生理が始まります。

ではどのように妊娠が成立するのかということですが、排卵を経て精子と出会って受精し、子宮にしっかりと着床した段階で妊娠が成立します。
女性の身体には基本的に2つの卵巣があり、ここで育っているのが卵子の元になる細胞です。
数多くある細胞のうちから成熟したたった一つの卵子だけが放出され、その後約24時間を生き続けます。

これに対して男性の精子は毎日5,000万から多い人では数億個も作られており、性行為によって女性の体内に侵入した後は自ら動き回って卵子のいる場所を目指します。
精子の寿命は卵子よりも長く約3日から5日ほどあるし数も膨大なのですが、卵子のいる場所まで到達できる割合はわずか1%ほどしかいません。
数で言うと、最終的には約200個ほどしか卵子の元までたどり着けないことになります。

その中から特に強い1個だけが卵子の中に侵入し、合体することで受精卵となります。
一度受精が成立すると卵子の周りには受精膜というバリアのようなものが張られ、他の精子は侵入することができません。
その後はゆっくりと卵管を移動し、細胞分裂を繰り返して成長しながら子宮を目指します。

受精から約7日から10ほどかけて子宮に到達すると、子宮内膜というフカフカのベッドのような場所にしっかりとくっ付いて着床します。
これによって母体と物理的にも繋がって本格的な成長が始まるのですが、この着床が確認されない限りは妊娠が成立しません。
受精しても途中で卵子の成長が止まってしまったり、子宮に着床できなかった場合は妊娠していないと判断されます。
無事に着床が確認された段階で、ようやく妊娠したと言うことができます。

精子の寿命は長ければ約5日ほどあるのですが、卵子の寿命はわずか24時間です。
この寿命の短さと卵子の元までたどり着ける精子の数を考えると、健康な男女でも排卵日ぴったりに性行為を行っても約10%から20%程度しか受精しないと言われています。
さらに受精しても必ず子宮に着床できるとは限らず、約20%から30%しか子宮に正確に着床することはできません。

このような妊娠の確率を考えるとピルで避妊しなくても問題ないように見えますが、それでも妊娠の可能性がゼロでない限りは油断は禁物です。
女性を守るためにも、妊娠を望んでいない場合は必ず避妊をしておくことが大切です。

ピルを服用していてもなぜ妊娠するの?

ピルは正しい服用方法を守っていれば非常に高い避妊効果を得ることができるのですが、少しでも間違って服用してしまえば効果は期待できません。
ピルには女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲストーゲンとよく似た成分が配合されており、服用することで体内の女性ホルモンバランスを変化させることができます。
これによって現在妊娠していると脳に誤解させ、新たな排卵を抑制することができます。
そもそも排卵がなければ妊娠しようがないので、避妊効果が得られるという仕組みです。

ピルを服用していても、女性の身体がもともと分泌しているエストロゲンやプロゲストーゲンの量がゼロになるわけではありません。
ピルはあくまでも排卵を抑制する作用が高まるというだけで、もともと自分の身体が分泌している2種類の女性ホルモンの分泌自体は常に行われているので注意が必要です。

万が一ピルを飲み忘れたり服用する時間が大幅にずれてしまったような場合、体内のエストロゲンとプロゲストーゲンの量は身体が分泌していた本来の数値に近づいていきます。
もともと排卵日に向けてエストロゲンの分泌量が増加している時期などに飲み忘れてしまえば、身体は素直にエストロゲンの増加に反応して排卵してしまう可能性があります。

ピルは非常に高い避妊効果を持っているというのは、服用している女性達の中では常識です。
このため、服用しているという安心感からコンドームなど他の避妊を行わずに性行為に及んでしまう人も珍しくありません。
飲み忘れで排卵が起きてしまっているのに気付かず、コンドームなどで避妊せずに性行為をしてしまえば当然妊娠してしまう可能性は高くなります。

怖いことに、たった1日飲み忘れただけでもエストロゲンとプロゲストーゲンのバランスは崩れて排卵の可能性が高くなるため注意しておく必要があります。
飲み忘れなどに気づいた場合は、念のため他の避妊方法も併用することが大切です。
飲み忘れるとピル本来の避妊効果はそこで途切れてしまうため、服用を再開しても効果を再び得ることはできません。
それを知らずに服用し続けてしまうと、ピルを使っているのに妊娠したと慌てることになります。

また、妊娠を判断するのに妊娠検査薬を利用するという人は多いでしょうが、稀に実際には妊娠していないのに検査結果が陽性になることがあります。
ピルを飲み忘れたわけでもないのに検査薬で陽性が出たという場合、必ずしも本当に妊娠しているわけではないことも多いのでまずは落ち着きましょう。

尿の中にタンパクや血液などが高濃度で出てしまった場合、検査薬が誤反応して陽性を示してしまうことがあります。
この他、卵巣がんや子宮頸がんなど、エストロゲンやプロゲストーゲンの分泌に作用する疾病にり患している場合も検査薬が反応することがあります。
ピルを飲んでいたとしてもこういった疾病にり患する可能性はあるので、心当たりがないのに妊娠検査薬で陽性になってしまったという場合は注意が必要です。

ピルは正しい飲み方をしないと避妊できない?

ピルは高い避妊効果を与えてくれる半面、服用方法を間違えてしまえば一気に効果が無くなってしまう危うさも持っています。
せっかく使用するのであれば確実に避妊を成功させたいので、医師に指導される正しい飲み方を必ず守るようにしましょう。

基本的な服用方法は、1日に1錠だけ毎日同じ時間帯に飲むというだけです。
なぜ毎日決まった時間に飲むのかというと、血液中のエストロゲンとプロゲストーゲンのバランスを一定に維持するためです。
バランスが一定に保たれていることは非常に重要で、少しでもバランスが崩れれば排卵を抑える効果が弱まってしまいます。
このため、飲み忘れに注意するのはもちろん服用の時間帯もできるだけ揃えることが重要です。

ピルの種類にもよりますが、一般的な避妊目的のピルの場合は21日服用したら7日間服用を休み、生理が始まったら再び服用を開始するという流れになります。
これを毎月繰り返していくのですが、7日間も服用を休むと習慣を忘れてしまって飲み忘れに繋がるため、有効成分が配合されていない偽薬を7日分利用することも多いです。

一般的には、生理が始まったその日から新しい服用サイクルが始まります。
生理初日から服用した場合、7日目から避妊効果が得られることになります。
この飲み方が最も効果が高まる確実な方法ですが、初日から7日間は避妊できていないことになるので、この期間だけはコンドームなど他の方法も利用するようにしましょう。

ピルを服用する場合、時間帯は自由に決めて構いませんが、できるだけ飲み忘れがないように起床後すぐや就寝前など、分かりやすいタイミングにすることをお勧めします。
最も良いのは、やはり朝一番です。
このタイミングで習慣付けておけば、万が一飲み忘れてしまった時でも日中に気づき、すぐに服用することができます。
もし就寝前などに飲んでいると、飲み忘れた場合翌朝以降に気づいたとしても時間が経過しすぎているため効果が薄まっている可能性が高いです。

さらに、服用する場合は水や白湯を利用するようにしましょう。
他の飲み物で飲んでいる人も多いですが、やはり吸収率の良さを考えれば水や白湯に勝るものはありません。
他の飲み物だと避妊効果が無くなってしまうということはありませんが、例えばお酒で飲んだりすると嘔吐した場合に一緒に有効成分まで吐き出してしまい、正しい効果を得られなくなってしまう危険性もあります。
服用してから身体にピルの成分が吸収されるまでは約2時間程度かかるとされているので、その間は特に注意しておく必要があります。

このように、ピルはただ飲んでいれば良いというわけではありません。
高い避妊効果を確実に得るためには、正しい使い方を心がけることが大切です。
正しい飲み方と言っても難しいことはなく、生理が始まった日から毎日同じ時間に水で飲むという簡単な内容なので必ず実践するようにしましょう。

ピルの購入は通販で

ピルを利用したい場合、初めての人は専門の医師に診察してもらったうえで処方してもらうことが大切です。
ホルモンに作用する効果の強い薬なので、自己判断で使い始めるのは非常に危険です。
体質や持病、ホルモンの状態などに応じて使っても問題ないかを専門家の目で判断する必要がありますし、正しい使い方も指導してもらえます。
初めて使用する場合は正しい使い方をマスターすることが必要不可欠なので、必ず医師に診てもらうようにしましょう。

何度もピルを使って使い方も身体も慣れているという場合、わざわざ毎回医師に処方してもらうのも面倒です。
診察するための時間もお金も労力ももったいないので、毎回使用しているピルの種類が決まっている場合は通販を利用するというのも一つの方法です。
ピルが通販で手に入るのかと驚く人も多いでしょうが、最近では医薬品を海外から個人輸入するのもごく普通のことになってきており、インターネットで探せば個人輸入を代行してくれる通販会社を数多く見つけることができます。

海外から輸入と聞くと難しそうなイメージが強いですが、通販会社を利用すればそんな心配も必要ありません。
ピルは特に需要の高い医薬品なので、数多くの通販会社が取り扱っています。
もちろんサイトや商品説明なども日本語で分かりやすく表示されていますし、代金も日本円で計算されています。
海外の業者とのやり取りは通販会社が行ってくれるので、外国語が分からなくても問題ありません。
私たちは日本で利用するごく普通の通販サイトのように、必要なピルを注文して通販会社に代金を支払えば良いだけです。

通販サイトを利用するメリットは、上述したようにわざわざ医師に処方してもらわなくて済むため、お金や時間を節約できるという点です。
インターネット環境さえあれば、パソコンやスマホから都合の良いタイミングでいつでも自由に注文することができますし、決して気分の良いものではない診察を受ける必要もありません。
医師の処方だと仕事などが忙しくて受診できなければピルが足りなくなってしまう危険もありますが、通販であれば何ヶ月分もまとめて注文することができるので、必要な時にピルが足りないという事態を避けることができます。

さらに嬉しいことに、通販の場合は一般的に処方されるピルよりも安い価格で購入することができます。
まとめて購入するなら送料無料としている通販会社も多いので、そういった通販会社を選べば遠方からの送料に頭を悩ませることもないでしょう。
ピルは毎月飲み続けなければ意味がないものなので、できるだけ経済的な負担が少ない方が良いに決まっています。

このように通販には様々なメリットがあるので、毎月利用している人は検討してみると良いでしょう。
慣れるまで数ヶ月は医師に相談しながら処方してもらい、慣れたら同じ種類のピルを通販で購入するという方法がお勧めです。